[Matterport] フリーアカウントでMatterPakバンドルを無料でダウンロードできるのか確認してみた
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
高精細なデジタルツインを作成できる空間データプラットフォームであるMatterportのプラン構成は次のようになっています。
プラン | 月額価格 | 最大アクティブスペース数 | ユーザー数 | MatterPakバンドルのダウンロード |
---|---|---|---|---|
Starter | $9.99 | 5 | 2 | 可能 |
Professional | $69 | 25 | 5 | 上記に同じ |
Professional Plus | $129 | 50 | 10 | 上記に同じ |
Business | $309 | 125 | 25 | $39.00 |
Business Plus | $689 | 300 | 60 | 上記に同じ |
Enterprise | 要問合せ | 無制限 | 10から無制限 | Volume discount pricing |
ここでMatterPakとは、Matterportで管理しているスペースをThird-partyで利用可能としたファイル形式です。
MatterPak形式でスペースをダウンロードするためには、スペース毎に購入が必要です。(下記はStarterプラン使用時のもの)
今回は、冒頭で示したプランとは別にフリーアカウントが使用できるようだったので、その場合にMatterPakバンドルを無料でダウンロードできるのか試してしみました。
やってみた
フリーアカウント作成
フリーアカウントはこちらのページから作成できました。
※ちなみにこの時点で勘違いしていたのですが、上記ページから作成できるアカウントは、普通にサインアップページから作成できるものと同じでした。
ページの下の方で[Get a Free Account]をクリック。
アカウント情報を指定して[Next]。
組織名を指定して[Next]。
業種を指定して[Finish]。
サインインページよりサインインできました。
どんなことができるのか確認してみる
作成したフリーアカウントでどんなことができるのか確認してみます。
[Settings > UPGRADE]を見ると、ユーザー数は2まで、アクティブスペース数は1つまでとのこと。
スペースのアップロードはできました。
スペースの共有は可能となっています。
そして今回確認したかったMatterPakバンドルのダウンロードは、サブスクリプションをアップグレードする必要があるという理由によりできませんでした。
※Scan the Space with a higher-resolution device
とありますが、撮影に使用した端末のカメラが高解像度である必要もあるようです。別の端末で試すとこの表示は出ませんでした。
おわりに
MatterportのフリーアカウントでMatterPakバンドルを無料でダウンロードできるのか確認してみました。
前述の通りフリーアカウントでは無料でダウンロードはできないという結果となりました。またプラン構成を見る限りは、Starterプラン以上でもMatterPakバンドルをダウンロードする場合はスペース毎には購入を求められ、無料とはならないようです。
検証でMatterPakバンドルを他のサービス(AWS IoT TwinMakerなど)に連携したいことがあるため、これがフリーアカウント含めたどのプランでもスペース毎に課金される必要があるというのは少し注意が必要ですね。
以上